もうすぐお盆です
先日のことです。隣の墓所(墓石が建立されていない墓地)の所有者の方から、「盆までに墓地の清掃を各戸でしてくださいという連絡をいただいたので、一緒に済ませておきました。」という電話が入りました。大変有難いことです。
例年、盆・正月前には鎌と軍手を持参して一坪(墓の場合は90×90cm)の草を刈りに行くのですが、今回は少し出遅れたようです。
日本には墓地や埋葬等に関する法律が制定される以前から、村落の住民が共有していた村落墓地を含め、都道府県や市区町村自治体が管理・運営する公営墓地、経営主体が公益法人(財団・社団法人)の民営墓地、寺院が管理運営する寺院墓地、さまざまな種類の墓地があり、それぞれに特長をもっています。
供養が形になったのは室町時代で、一般的に広まったのは檀家制度を敷いた江戸時代以降と言います。今、時代が大きく変わり、先祖の供養等意識のあり方や形はまさに千差万別です。先祖を祭る行事の多いこの時期、日常忘れがちな想いを家族で話し合いたいものですね。
ちなみにこの写真は、沖縄の道路脇で普通に見つけたもので、あまりにも立派だったので、ついシャッターを押してしまったお墓の写真です。屋形墓(やかたばか)と呼ばれるもので、戦後火葬が多くなるとともに形が変化し、伝統的で独特な亀甲墓(きっこうばか)と人気を二分しているそうです。
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