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今年は晴れ!

Resize0156 以前、母校の百周年行事に実行委員として参加した折に、地域の歴史について調べる機会がありました。

―生まれ育った町「日進」は、総数一千基を超えると推定される猿投窯(古窯跡群)に位置し、区画整理事業にともなう発掘調査により、平安時代初期の典型的な古窯(香久山古窯)が確認され、文化財として保存されています。当時は日本最大の窯業地で、ここで作られた高級な製品は全国へ供給され、後にその技術・伝統は瀬戸や常滑へと受け継がれました。―

その焼き物の町「瀬戸」の歴史を再確認しながら、毎年9月の第2週の土・日曜日に開催される「せともの祭り」に、初めて足を運びました。なぜかって・・・?実は長い間親しんだマグカップを割ってしまって、気に入ったものが見つからなかったという単純な理由なんですが・・・。

昭和7年に始まったせともの祭りは、窯神神社に祀られている磁祖加藤民吉翁の命日(16日)に実施していましたが、現在は前述の土・日曜日に行われていて、毎年瀬戸川沿いに廉売店が並び、多くの人で賑わいます。

Resize0157_2 陶器で成り立っていた瀬戸の町に、九州から磁器製法を持ち帰リ、その発展に尽力したという 加藤民吉翁 にまつわる昔話を今回初めて知り、検索欄によくある“せともの祭りと雨”の謎が納得できました。

今年の人出は目標の50万人に届かなかったそうですが、廉売市を回っていて気づく事は黄瀬戸・織部・志野などの釉薬を使った伝統的な作品に加えて、若い工芸家の方の新しいスタイルの作品も多く、愛好者を含めて我々訪れる者を楽しませてくれます。

ギャラリー等で一点ずつじっくり観るのも楽しいですが、一箇所で約200店舗もの廉売店を観て歩くのもなかなか面白いものです。何か理由を見つけて来年もまた行こう!とひそかに思いながら、購入したばかりのお気に入りマグカップで珈琲を味わっています。

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