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原作は・・・?

Resize0161 最近、いや多分もうずっと前からでしょうか、月9(月曜日の夜9時のTV番組)をはじめドラマの原作がコミックということにずっと疑問を持っていました。

タイムリーに今朝のTVで、またもや今秋から「有閑倶楽部」がドラマ化されるということで、キャスティングが発表されました。「有閑倶楽部」といえば、少女漫画界の女帝ともいわれる漫画家の作品で、この作品を世に送り出したのは今から26年も前のことだといいます。

ドラマの原作といえば当然のように「小説」と思い込んでいたのは随分前の事で、今は漫画原作が当たり前のご時世のようです。いろいろなコメントを読んでいると、そもそも小説原作が本筋と思い込んでいたのもおかしな話で、オリジナルでは無いという点では同じだという意見がありました。つまり、かつては普通にいた優秀な脚本家がいなくなったということでしょうか?

個人的に漫画原作のドラマでもっとも記憶に残っているのは、「東京ラブストーリー」だったような気がしますが、この頃に同じ原作者の作品のドラマ化はなんと9作品にも及んだそうです。いわゆるトレンディドラマと呼ばれていたゲーム感覚の恋愛を描いたものに対し、若者の恋愛を現実的に内面から描いたこのドラマは、バブル崩壊後の時代に大変ヒットしたそうです。

ともかく、それ以降漫画原作のドラマは急速に伸び、コンスタントに視聴率をキープし、今では小説原作の番組を探すことが困難になるほどの状況になっています。

活字離れと言われはじめてから久しいですが、我々の世代も年齢的な要因を含め、確かに文字を追うことが困難になりつつあります。周囲の子供たちを見ていても、放送されるドラマと原作漫画との比較で話が盛り上がって、非常にシビアな意見が飛び交っていたりします。

政界一の漫画オタクで知られる、わが国の総裁候補も漫画に対して大いなる関心を持ち、外相時代には「国際漫画賞」を創設したエピソードもあります。世界的にも高い評価を得、今やあらゆる年齢層に受け入れられている漫画原作の流れはどこまで続くのでしょう?

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