The Hair Show
席に着くと、以前にも同じ会場でマリンバの演奏会を聴いた記憶がよみがえってきた。子供から大人まで実に軽やかにコミカルに演奏している姿を観ていて、幼少の頃の学芸会の自分の姿を重ねて見ていたように記憶している。
hair show では、舞台の上でスタイリストがモデルの髪をカットし、スタイリングをする。店のコンセプトやスタイリストのプロフィール等がBGMとともに映像で紹介され、小道具やライティングでその表情にいろんな色をつけている。
そして、モデルはすでに衣装を身に着けているいるので、仕上がったところで舞台上をアピールしながらかっ歩する。
通常は美容室で行われている、あまり人に見せない行為をこういった舞台の上でショーとして観客に見せる訳で、最初はなんとなく違和感を覚えずにはいられなかった。
が、慣れてくると、ここはどうしてこうなんだろう?とか、この場面はこういう構成の方が良いのに・・・とか、大きなお世話を言いたくなってくる。悪い癖だ。
参考にHPで hair show で検索すると、美容室のshowはもとより、美容学校の学生さんのものから、イベントの一環のもの等々その数の多さに驚かされた。業界事情を知らないとはこういうことかと、実感した。
そういえばもう数年前から百貨店の1フロアはコスメ一色に変貌している。美への追求はとどまるところを知らないらしい・・・。
90歳を超えてなお美容師として現役でご活躍の、NHK連続テレビ小説「あぐり」の主人公―吉岡あぐりさん―の生き方に感銘を受けたのは私だけではなかったと思う。インタビューで、美容師という職業を選択した理由を尋ねられた彼女の答えがとても印象的だった。
― 私、おしゃれが好きだったのよ。自分がきれいになりたくてね。―
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