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2007年10月

優勝! レッドソックス

レッドソックスがワールドシリーズを制覇!

今日の4戦目を逃げ切れば4連勝で3年ぶり7回目の世界一となるレッドソックス。4-1で迎えた8回から3連投の岡島(4番手)投入。連投の疲れからか、ロッキーズのアトキンズに2ランを打たれ降板。後続の守護神パペルボンが1点を死守し、優勝を決めた。

野茂が12年前にメジャーに挑戦して以来、いまや日本人メジャーリーガーは十数人を数える。100年を超える歴史を持つワールドシリーズで、日本選手同士が初めて対決するという事実は熱烈な野球ファンならずとも胸躍るものがあったと思う。

ちょっと地味目の岡島と、メッツでは辛い思いをした松井稼頭央が初の日本人対決を見せてくれるなんて、「野球おたく」の私には結構ぐっと来るものがあった。松坂とイチロー、あるいは松井秀樹ではないことが日本人選手のメジャーへの浸透を感じさせてくれてとてもナイスな気持ちである。

とはいえ松坂はやはり気になる男である。第3戦での松坂はオールラウンド、投げて打って守ってとまさに英雄的な活躍だとスポーツコラムにはある。 ワールドシリーズで投手が2打点を稼いだのは、過去にベーブルースとサイ・ヤングのみであり、日本の松坂がその後に続く3人目となることはすごいことだとTVのコメンティターが語っていた。

さらに松坂は、日本人選手として初めてプレーオフで勝利を挙げ、続いてワールドシリーズで先発、且つ勝利した初の日本人投手でもある。あまりにいろいろあって混乱しそうだが夏の甲子園決勝でノーヒットノーランをぶちかました男なのでこれもありかと・・・・。

ナショナルリーグ優勝決定シリーズを、7連勝でワールドシリーズに臨んだロッキーズは1勝もできずに終わった。西武時代の同僚でもある松井稼頭央も健闘したが、レッドソックスは圧倒的に強かった。

松坂の活躍とともに、今回のワールドシリーズで高い評価を得ているのが、制覇の立役者とも言われている岡島。最近ボストンでは岡島のTシャツが良く売れているという。シーズン中での勝ち試合は、岡島―バベルボンという継投が確立されていたが、まさに2戦目はそれが集約されたような試合運びだった。開幕前には「松坂の相談相手」と書かれたこともあったというが、シーズン終了後には3度の日本一を経験した男の実績が証明された。

今、日本の野球は・・・結構・・・すごい!!!

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the movie

Resize0166_6今秋映画がおもしろい!!!

私事ですが、夏の間「う~ん・・・」と悩んでいただけで、ほとんど足を運ぶことのなかったシアター。この秋はのぞいてみたい作品が結構目白押し・・・!これは嬉しい限りである。

まずはSF古典「盗まれた街」(※)の4度目となる映画化(後でわかったことだが・・・)であるところの「インベージョン」。SFネタとしては定番といえる地球外生命体によって人類が危機に陥る話を描いたものとレビューにある。

鑑賞後の感想・・・まずは、子供を守る医師であり母親役の主人公ニコールキッドマンの美しさに脱帽。とにかくどの場面の描写もただただ美しい!

過去の作品を観ていないので比較はできないが、上映時間の適度さやテンポがそこそこで結構緊張感が持続できるところが良い。また、この映画では、我々人間の本質は何かということを作品を通じてメッセージしている。(具体的にはナイショ・・・)

ストーリー展開で、少々無理のある箇所が見受けられるような気がするが、内容をまるで学習せずに観たということもあって、それなりに楽しめた。TVで放映されているダイジェストシーン― “お母さん、眠っちゃだめ!!” ―を観て興味を持たれた方は映画館へ足を運んでみてはいかが?

さらに、今月末には本年度のアカデミー候補最有力作品といわれるジョディ・フォスター主演の「ブレイブ ワン」、来月には日本映画の各賞を総ナメした、「ALWAYS 三丁目の夕日」の続編や、個人的に大ファンであるミラ・ジョブォブィッチ主演のバイオハザードⅢ等次々に公開される。非日常を、短時間でしかもリーズナブルに楽しむことができるmovie はお勧めです!

※「盗まれた街」  原作 ジャック・フィ二ィ

  1. ボディ・スナッチャー/恐怖の街   1956製作
  2. SF/ボディ・スナッチャー       1978製作
  3. ボディ・スナッチャーズ         1993製作
  4. インベージョン              2007製作

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2極化への戦略?

“ついに・・・”という思いで朝刊の記事を読んだ。

私立中学への進学志願者の多くが通う大手塾が、名古屋市内に小学校を開設するというもの。進学塾が学校経営母体となるのは、県下初という。

以前から注目されていた、南山学園の付属小学校も来春には開設され、関東や関西に続きいよいよ中部圏にも私立校の台頭が本格化してきている。

昨日も教育関係の記事が載り、活動を再開した教育再生会議で、義務教育を含めた「飛び入学」についての検討を盛り込み、年内のとりまとめを目指すものという。

小中一貫教育を含め、6・3・3・4制の見直しや、課題となっているバウチャー制(※)導入等、教育に関しても多様化が進み、ますます先が見えない状況になっている。

また、2002年から小中学校で実施されている絶対評価による内申書に関して、内外から疑問視する声が多く、実際に数年前の資料を見ると、愛知県の公立入試ダブル不合格者の推移は、過去最高を記録している。

たまたま進学塾の講師から、高校入試の現状報告を受けた折に、相対評価時代の受験しか知らない私はその現状に愕然とした。それまで同等に扱っていた内申書と学力テストの比率を、6対4から4対6と幅を持たせ、学力を正しく表せないとされる絶対評価による内申書の弊害を埋め合わせる対応策を打ち出した。その比率が1対9から9対1にまで比重を変更した県もあるという。

教育は将来を担う子供たちにとって、ひいてはわが国にとって最も大切な分野である。こういった現状を身近に感じている父兄は、公的教育への疑問等の理由で、私的教育機関を選択する割合は飛躍的に増加する可能性がある。

成熟した社会では避けられないという二極化。わが国でも大きな問題になっているが、教育についても例外ではなく、さらに加速される可能性は高い。

※バウチャー制度とは
バウチャー(voucher)は一種のクーポン券、商品引き換え券といった意味。教育バウチャー制度とは、子供を持つ家庭にバウチャーを配布し、それを使って自由に学校を選択する。学校側は集まったバウチャー数に応じて行政から運営費を受け取るという仕組み。

    

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建築展 後記

Resize0165_2 建築展に行ってきました。

10月11日~13日まで吹上ホールで開催されていた、「第37回建築総合展 NAGOYA2007」、 140社を超える出展で盛況な各ブースでは、独自カラーで最新情報を提供しています。

展示テーマは、「新しいトレンドに挑む」で、トレンドとは時代の潮流・流行のことで、ファッション・マーケティング・経済の動向分析等の分野で良く使われると説明があります。また、長期的に見て人々が求めるものや、時代の要請を探り、次期計画や企画に生かそうといった趣旨で使われることも多いと加えられています。

以前はゆっくりと時代が流れていき、人はごく自然にその流れに乗っていたものが、最近では必死で追いかけても乗り切れない速さで移り変わっています。

住宅のデザインも同様に多様化し、シンプルモダンを代表する庇のないすっきりとした外観や、無垢の木材をふんだんに使った温もりのある室内、コートハウス型の光や風をふんだんに取り入れたデザイン等、建築主のこだわりを忠実に表現するために出展各社は敏感に時代のトレンドにアンテナを張り巡らせています。

時代が要求しているもの、あるいは継続して提案していきたいものを、ともにデザインに活かしていければと再確認した数時間でした。

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-建築基準法改正 その後-

このブログを始めた頃(6月のことですが・・・)、耐震偽装による建築基準法改正についてのコメントを載せました。かなり厳しい改正内容であると書いた記憶があります。

予想通り、手続きの厳格化をうたったこの改正は、あまりにも現場を無視した内容で、その直後から建築確認申請がほとんど提出されなくなったことは、建築関係の広報誌のみならず、新聞・TV等あらゆるメディアで現状が報告されています。住宅着工数が激減し、審査する側の自治体や民間機関もその対応に戸惑いが隠せない異常な状態が続いています。

今回の改正で問題になっている内容の一つに、申請後に設計図の不備や着工後の変更があった場合、それまで通常行われていた書類の差し替えや訂正が一切認められなくなり、申請業務そのものを初めからやり直すことを義務化し、且つ手数料も再度必要となるという改正点が挙げられます。

また、提出書類も格段に増え、使用する部材についても認定を受けている証拠として多量の認定書を添付しなければならないなど、考えられない内容になっています。

今回の基準法では、構造計算適合性判定制度(適判)が初めて導入され、対象となる構築物は、特定機関に判定料を支払い別途審査を受ける事が義務付けられました。それまでの国交省指導の審査制度では耐震偽装が見抜けなかったため盛り込まれた制度です。

ところが、制度の見切り発車のために、大臣認定プログラムが間に合わず、適判認定に要する作業量が膨大になり、確認申請が滞る要因になっているといいます。

この事態を受け、日本建築士事務所協会連合会は国交省に対し、改正建築基準法の手続きの柔軟化や制度の改善を求める要望書を提出。また、この改正で着工件数が急激に減少し、建築関連企業に多大な経済的影響がでていることで、中小企業庁に協力を要請、資金繰りの支援措置を決定しました。今月4日には、自由民主党は冬芝国交省大臣に対し、確認制度の見直しを含めた改善策を検討するように求めました。

基準法施行後のこの大混乱は以外にも世間にはあまり重要視されていないらしく、つい先日もTVで取り上げられていましたが、時間にして5分程度のレポートで終了しました。視聴率が取れないのか、はたまた芸能関係の特番のほうが受けいれられるということでしょうか?

私の好きな映画の一つ、「踊る大捜査線」シリーズで、主演の織田裕二が警察組織のキャリアに向かって言う決めゼリフがあります。

今、この改正建築基準法について、建築に携わっているすべての実務者は、声を大にして叫んでいます。

「事件は現場で起きている!!」と・・・。

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また雨・・・!

昨日も雨でした。記憶している限り、ここ数年ずっと雨模様だった気がします。

1964年に開催されたオリンピックの開会式が、10月10日だったことで決められた体育の日。晴れの多い特異日で、オリンピックの開会式に決定したことは皆さん良くご存知のことでしょう。

ほとんどの地域で、スポーツ大会や秋の収穫祭等伝統行事が行われる体育の日は、数年前までは、必ず晴れるという確信のもとに関係者は準備を進めていました。

私も、子供が祭りで披露する伝統行事に参加しているころは、晴天を信じて疑わず、親族を迎えるために料理の準備に奔走したものです。

ところが、2000年以降ハッピーマンデー制度によって、10月の第2週の月曜日に移行されてからというもの、毎年といってよいほど雨ばかり・・・。

今まであまり考えずにいましたが、このハッピーマンデー制度の趣旨は、週休2日に加えて3連休にすることで、余暇を増やすというもの。実際は、観光業界への経済効果を狙ったものであると思うのですが、恩恵の少ない事業者や、授業時間の確保に困難が生じている学校関係者からは、一律に休日を増やすことへの批判があるといいます。

我々の世代は、長い間特定の日付を意味のある祝日としてすごしてきました。とすれば、今朝のTVのコメンテイターのように、それ以前の世代の方々にとっては、制度以前のような祝日設定に戻したいと願うのはごく自然なことかもしれません。

  • 成人の日   1月15日→ 1月の第2月曜日 2000年~
  • 体育の日  10月10日→10月の第2月曜日 2000年~
  • 海の日     7月20日→ 7月の第3月曜日 2003年~
  • 敬老の日   9月15日→ 9月の第3月曜日 2003年~

上記は月曜日に移動した国民の祝日の一覧です。今年になってさらに景気対策を狙い、「秋の大型連休」構想が浮上しているといいます。これ以上歴史的に意味のある日付を無視し、連休を増やすことにいったいどんな意味があるのでしょうか?

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お気に入りの・・・

Resize0164 我が家のインターホンと郵便ポストです。

インターホンは、通常のプラスティック製の機器にステンレスのカバーをかぶせてもらいました。ポストもステンレス製です。

使い始めの慣れない頃は、妙に顔を近づけてしゃべってみたりして、それを受けた家族に大ヒンシュクを買ったものです。

3年程前のことですが、建築工事が始まってからというもの、必要な付属品を入手すべく近隣の店舗をまわったり、いろいろなメーカーのパンフレットやHPで探すんですが、なかなか気に入ったものが見つかりません。

そうこうしているうちに、たまたま目にした建築雑誌のPR欄に載っていた、大手建築メーカーのエクステリア専門ショップのHPを覗いてみたところ、あったんですよね! そこに・・・欲しかったデザインが・・・。

最近は住宅だけでなく、エクステリア&ガーデンにも高いデザイン性が要求され、それに伴って使用される付属商品も国内のものだけでなく、海外からの輸入品やオーダー物等が多く使われるようになりました。

現在建築中の建物もやはり我が家同様にRCなので参考にと思い、久しぶりにそのHPを開けてみたところ、当時は販売されていなかった、インターホンと表札を合体した商品がオンラインSHOPに掲載されています。う~ん、これが当時からあれば、我が家にはちゃんと表札が付いていたのに・・・???

顧客の趣味や嗜好の多様化にあわせて、デザインの進化も留まることを知らないようで、品質を含めてそれに答えるためにメーカー各社は日々努力を重ねていることと思います。

こだわりへの追求・・・そこに到達点は無いのかも知れません。

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