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2007年11月

リュクスとは?

Resize0171 お施主様からクリスマスグッズをいただきました。かわいいクリスタル仕様のツリーです。

毎年この時期になると、あちこちで飾られるⅩ’mas グッズのトレンドがいろいろと気になるのですが、今年はいまひとつはっきりしないまま折込広告等に目を通していました。

成人した子供達は今年も楽しくクリスマスイベントを過ごすのでしょうか?彼らが成長する間には実にさまざまなクリスマスツリーを飾ったものです。その時代に流行したツリーは形や素材を変え私たちを楽しませてくれました。

組み立てたもみの木に、オーソドックスな木製のオーナメントを飾り付けたツリーから始って、リボンや果物・ボール型等さまざまな素材・さまざまなカラーのオーナメントが流行り、我が家に一つまた一つと増えていきました。

さて、今や経済効果に大きく影響を及ぼしている女性誌に頻繁に登場する「リュクス」という言葉・・・「LUXE」・・・贅沢・豪華・優雅・上品などを意味する言葉ですが、最近では「無駄のない本質を究めた贅沢」という意味で使われています。本物志向であることが、これまでのブランド志向・セレブ志向との最も大きな違いだそうです。

ツリーもリュクスにということで、クリスタルオーナメントを贅沢にあしらった商品がネットで紹介されていました。透明感がライトの色や位置で変化し、反射を利用してさらに美しく輝いた表情をみせてくれるとコメントがあります。

キリストの生誕祭といわれる12月25日、鎖国時代の日本では「愛を贈る日」とされてきたそうですが、今年のクリスマスは是非「リュクス」な X’masを過ごしてみませんか?

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長寿のお祝い

米寿と傘寿のお祝いに出席しました。

米寿は数え年88歳でお祝いすることはもちろん良く知られていることですが、同じく数え年80歳のお祝いを「傘寿(さんじゅ)」と呼ぶことはあまり知られていません。

この機会に少し確認してみることにしました。

  • 61歳  還暦     かんれき     干支が60年でひとまわりするため
  • 70歳  古希     こき        「人生七十、古希稀なり」の詩(杜甫)より
  • 77歳   喜寿     きじゅ       「喜」の略字が七十七と分解できるため
  • 80歳  傘寿     さんじゅ       傘の略字が八十と分解できるため
  • 88歳  米寿     べいじゅ      「米」が八十八と分解できるため
  • 99歳  白寿     はくじゅ      「百」の字から一を取ると白になることから
  • 100歳 百寿・紀寿  ももじゅ・きじゅ  1世紀=100年から

Resize0170_2 こういった長寿の祝いのことを賀寿祝いといい、長寿を喜び、さらに元気でいてほしいという願いをこめて祝うことが昔からの習わしです。

その歴史は奈良時代にさかのぼり、良弁という僧が聖武天皇40歳をお祝いしたのが始まりといわれています。

還暦は生まれた年の干支にもどるということから、赤ちゃんに還るという意味と、魔よけの色である赤い色を用いた頭巾やちゃんちゃんこ等で祝います。同じように、古希・喜寿は紫、米寿は金茶、白寿は白を用います。

今さまざまに伝えられている高齢者の現状を耳にしていると、一世代前の家族の関わりとは明らかに変化してきています。大正・昭和・平成と3つの時代を生きたその年輪は、それだけで尊厳のあるものだと思うこの頃です。ますます元気に・・・・・と願ってやみません。

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花梨です・・・

Resize0168 花梨をいただきました。

あざやかな黄色となんとも言えない甘いかおりが部屋中にひろがります。

お酒は飲まないし、砂糖漬けも作り方が良くわからないし・・・・・ジャムなら何となく利用ができそうかも・・・ということで、さっそく初チャレンジ!

包丁を取り出して、作業を開始したのはいいけれど、とにかく半端なく堅い!

検索したほとんどの記事にそういった説明があったのですが、スライスが終わった時点で思わず大きなため息をついてしまいました。

カリンはバラ科の落葉高木で、花・果実ともに楽しめ、家庭果樹として最適とあります。また、生では酸味が強く苦味成分を持っているので、花梨酒や砂糖漬け・ジャム等に利用されてきました。

花梨に含まれる「カリンポリフェノール」という成分はのどの炎症をしずめたり、風邪やぜんそくのせきを和らげたりする効果があるのでのど飴にも配合されることもあります。

参考のレシピに従い、スライスしたものを片端から塩水につけ、皮と種から煮出した液に花梨・砂糖・レモン汁を入れことこと煮詰め、仕上げに蜂蜜を加えます。

試食をしてみると、やはり独特の苦味成分があります。う~ん、これがのどに効くのかしら・・・・となんとなく納得。ジャム作りに挑戦した多くの方は、この苦味対策を検討中のようですが、朝食のヨーグルトにかけたり、週末にはパン生地に練りこんで焼いてみるのもいいかも知れません。

語呂合わせで、「金は貸すが借りない」の縁起を担ぎ、庭の表にカリンを植え、裏にカシノキを植えると商売繁盛に良いと言われているそうです。もっと早く知っていれば・・・・などとぶつぶつ言いながらジャム作りを終えた一日でした。

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トレンドは“黒”

Resize0167 最近街を歩いていると、黒っぽい住宅が良く目につきます。黒のガルバ張りに屋根も黒のカラーベスト・・・。ほぼ全体が黒い家。私の一番好きな色なので、自然に目で追ってしまいます。

今秋冬のトレンドはまさに黒! あの衝撃的な 「黒!!!」のコマーシャルで一躍ヒット商品となったサントリーの「黒烏龍茶」。もともと国内ではすでに定着していた烏龍茶ですが、中性脂肪の上昇を抑える効能があるということで、メーカー側は売れるのはある意味当然と見越していた商品のようです。

それ以前にも黒ゴマや黒酢、黒豆などの食品及び加工品等、一部の食品については市民権を得ていた「黒」ですが、日用品の分野では「黒」はタブー視されてきました。ところが、いまやこの分野でもその進出はとどまるところを知らないらしいのです。

中でも注目の2点。まずはレノヴァ社の「黒いトイレットペーパー」。航空機内のトイレで採用され、大ヒットとなったといいます。セレブ御用達ポルトガルの製紙メーカーで、他にもビビッドなレッド・オレンジ・グリーンが揃っているそう。

2点目は京セラの「黒いまな板」。白い食材が見にくいという視覚障害者の声に応えて製造されましたが、高齢者からも問い合わせが殺到した商品。清潔感や衛生面を考えれば、今までは絶対にありえなかった色ですが、黒独特の存在感や洗練されたイメージが固定観念を超えて受け入れられているのでしょうか?

もともと男性がメインの「黒もの(業界用語で、デジタル家電の意味)」家電から発信された感の強いこのブーム、インテリアの意識も変化し、「白もの」といわれる炊飯器や選択乾燥機にまで「黒」が波及している現状にはびっくりです。さらに今秋は色調や質感が特殊加工された、プレミアムブラックが人気を集めているといいます。

個人的な話ですが、その昔、ブライダル家具を購入する時にもあえて「黒」をセレクトした記憶があります。それまでの木の色や、白い色から「黒」へと流れが移りつつある時代でしたが、さすがにここまで広範囲に浸透することはありませんでした。

好景気に流行る「黒」という定説に期待して、ほぼ毎日「black」の洋服を身に着けるこの頃(???)ですが、ワンランク上の「黒」モデルに挑戦してみるのも楽しいかもしれません。

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嫁と娘

いつの時代でも家庭内での争いごとのトップに取り上げられてきた、「嫁と姑」の関係。そこに必ずといってよいほど介入している娘・・・。

世襲の世帯に育った私はたまたま興味が無かったのか、家庭内でも当然のように存在していたであろうその事実については、ほとんど感知せずに過ごしてきました。・・・が、最近では事情が少し変わってきたらしいのです。

介護の現場でも嫁が父母を看ることは、当たり前というのが常識でした。随分前の新聞に取り上げられた記事によれば、介護についての相談者数の統計を取ってみたところ、2002年までトップの位置を占めていた「嫁」に変わり、2003年以降は「娘」が一位に、さらに2006年には相談者の6割を占めるまでになったといいます。

核家族の増加によって、同居家族が減少した事による生活スタイルの変化や、介護そのものが国・地域・民間の仕事に急速に移行しているというのが、嫁の仕事ではなくなった大きな理由のようです。

この結果は私にとってはかなり意外なものでした。当然のように「介護は嫁」と、ある意味自分でも思い込んでいたところがあるからです。相談内容で特に多かったのは、認知症の症状に関するもの、ついで親類や別居家族との人間関係の悩みという結果が出ています。

そういえば、“娘の近くに住むために長年住み慣れた故郷を後にする”という高齢の方の話を最近も聞きました。いろいろなメリットの多い2世帯住宅についても、娘家族との同居を望む場合が多くなってきたといいます。

これが正解というものが出にくいテーマだけに、人生の最終章を迎える方々にとっては、自身がより自由であるための選択をしてゆくのでしょうか?

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