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「偽装」

朝からTVのコメンテイターが怒りをあらわにして、“最低の会見!”と大声を上げていた。ご承知のとおり、船場吉兆の偽装謝罪会見についてである。

ここ数年で見慣れた光景になった謝罪会見だが、評論家による会見内容についての分析が興味をそそった。(弁護士を同席させるのは、謝罪をするという立場上好ましくない・・・etc.)

食品会社による偽装事件は、2001年からBSE対策事業の一環として行われた、国産牛肉買取事業を悪用した牛肉偽装事件に始まり、2002年の雪印食品の牛肉偽装事件(オーストラリア産を国産牛と偽って販売)、同年の日本ハムの牛肉偽装(輸入牛肉を国産牛と偽装)、続いて、2004年には牛肉など輸入肉の買い上げや処分費用を不正に申請したハンナン牛肉偽装事件が発覚した。

2007年には、表示された材料と異なる内容で販売、その他賞味期限も日常的に改ざんするなど一連のミートホープ社牛肉偽装事件が発覚し、その会見での経営側の対応がクローズアップされた。

その後、石屋製菓の「白い恋人」や伊勢名物「赤福」の製造日・賞味期限改ざん、鶏肉「比内地鶏」偽装、そして老舗船場吉兆は消費期限切れなどの食品を販売し、会社ぐるみの偽装を認め、謝罪会見に至った。

その他博多明太子、ミスタードーナツなどの賞味期限等の偽装についても繰り返し行われてきたことが報告されている。

ほとんどの事例が内部からの告発で発覚しているという食品偽装。ちなみに農水省に寄せられる告発は、2007年の10ヶ月間で比較すると、昨年同期の3倍に達しているという。

個人的な意見で大変申し訳ないが、家庭や個人での行為では犯罪にならないが、大手企業が食の安全を無視し、利益追求を最優先している点に大きな問題がある。しかもその行為をあろうことか、従業員に押し付けて責任逃れをするとは言語道断である。

ブランドを過信せず、自分の目と舌で確信した食品を厳選するよう心がけたいものである。

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