豆まきは何処へ・・・
今年の節分も寿司売り場の前はすごかった!昨年に比べても、太巻き・手巻き寿司の種類は格段に増えている。
昨年は流れに乗って巻き寿司を購入したが、今年は手作りにチャレンジしてみることにした。祭り用の海苔巻きは過去に何度も作っているとはいえ、海産物を加え、海苔を2枚使って巻く太巻きはやはりなかなかうまくいかない。
家族は味で納得してくれたのだが、具がだんごになっている。これではいけない・・・で、間隔をあけて均等に具を配してみた。一本目よりましになった。
そもそも、恵方とは「明けの方(あきのかた)」ともいい、その年の歳徳神(としとくじん)のいる方向を言うそう。歳徳神とは、その年の福徳をつかさどる吉神であり、どの暦本にも最初のページに美しい姫神として描かれている。
発祥についてはいろいろな説があるが、やはり大阪が最有力で、大正初期の花街では節分の時期に、新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって食べるという風習があったと言われている。また、船場の商人がおおみそかの厄払いと商売繁盛の行事としておこなったともある。
海苔巻きについては、豊臣秀吉の家臣が出陣前夜に食べて勝利を収めた故事が元とも言われ、さらに豆まきのときに退治する鬼の金棒にみたてているという説もある。
ともあれ、関西ではごく当たり前のように行われてきた節分の行事が、ここ数年で一気にブレイクした感が強いが、1990年後半頃、コンビ二が全国販売を始めた事が普及の原因のようだ。
丸かじりの太巻きは、のり一枚で作るものが正式らしいが、具も七福神にあやかって、①かんぴょう ②きゅうり ③しいたけ ④卵焼き ⑤でんぶ ⑥うなぎ ⑦高野豆腐 が関西では一般的のよう。
ちなみに我が家の食卓では、きれいにカットした太巻きを、しゃべりながら・・・しかも皆前を見て食べてしまった。残念だが、これでは到底ご利益は期待できそうもない・・・。
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