行ってきました・・・
所属している団体の研修旅行に参加しました。「住んで良かった町・訪ねて良かった町・もう一度訪れたいまち」のコピーで紹介されている、近江商人発祥の地―滋賀県近江八幡―です。
主な名所は、豊臣秀次(豊臣秀吉の姉の長男)が築城した八幡山城下に巡らせた「八幡堀」周辺に点在しています。
秀次は城を防御するために存在する堀を運河としても利用し、琵琶湖を往来する船をすべて八幡のまちに寄航させました。また、築城の際には安土城の城下町をそのまま移転させ、楽市楽座を取り入れたことも商人の町として大きく発展した理由の一つです。
こうして、近江商人の活躍は日本全国に及びましたが、信用第一とし、人々から愛され必要とされる商いをこころがけたということです。彼らが住んだ地域は、格子戸や見越しの松・うだつなどが並び、「重要伝統的建造物群保存地域」として町並み保存がされています。
この近江八幡の地をこよなく愛した人物の一人に、「メンソレータム」の販売事業を手がけたウイリアム・メレル・ヴォーリズという人物がいました。英語教師として異国の町にやってきた彼は多くの人に慕われ、退職後は建築家としてすぐれた建築を残し、並行して事業を興したということです。
歴史ある近江八幡の町並みに、合理性と簡素さを兼ね備え、日本の風土になじんだヴォーリズの洋風建築は数多く残され親しまれています。
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