お雛めぐり
子供たちが幼い頃、毎年のように母と作っていたこの地域特有の「おこしもの」です。 今回初めて自力で作ってみることにしました。
桃の節句時期になると必ずといってよいほどローカル紙や雑誌・TV等で特集が組まれますが、簡単にできるものの割には自宅で作る方は多くはないようです。
母が口癖のように言っていた、“熱湯で米粉を溶くこと・・・”とか、“硬さは耳たぶくらいにこねること・・・”、“型の大きさに入るだけの分量を初めから取りわけること・・・”等々を思い出しながらできたものがこれです。
となりにある「木型」は、なんと曽祖父の名前が掘り込まれてあり、100年は使われていたものであることが初めて判明しました。こうして、代々受け継がれていくものなのですね。
おこしものが蒸しあがってすぐに、2月初旬から開催されている、“陶のまち”瀬戸のお雛めぐりにほんの少しだけ参加してきました。第7回を迎えるそうですが、産業観光の拠点施設である瀬戸蔵のエントランスには、「ひなミッド」と呼ばれる高さ4mの巨大なひな壇が飾られ、訪れた人々の目を楽しませています。
さすが“陶のまち”瀬戸らしく、最上段に飾られた通常の雛以外は、ほとんどが陶器の雛人形で、一般募集で絵付けをした雛も多数飾られています。
すぐ近くにある新世紀工芸館では、陶だけでなくガラス作家の製作した雛人形も展示販売され、異素材による雛人形に非常に興味をそそられました。ここに併設されているカフェでは、陶作家が製作したカップの中から好みのものをセレクトし、お茶をいただくことができます。で、少し欲張って大きめで持ちやすい取っ手のもの、さらには自分の好みのビジュアルのカップでおいしいお茶をいただくことができました。お雛めぐり散策に疲れたときには、是非お勧めしたいスポットです。
この時期にかわいらしい雛人形を置きたくて何年も探してきましたが、あれもきれい、これもかわいいと迷いに迷って結局購入するのは先送りになってしまいました。
次回のお雛めぐりには、春の訪れを告げる素敵なお雛様にぜひとも出会うことができますように・・・!
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