桜満開
今日我が家に真新しい制服が届いた。通学する子供の姿を想像するのは親として楽しみなものである。
新入学や新社会人としての新たな一歩を祝うかのように咲き誇る満開の桜が、私たちの目を楽しませてくれる。が、例年の春とはあまりにも異なる現状に、心から美しい桜をめでる気持ちが薄れているのも事実だ。
道路特定財源の暫定税率失効後の現場の混乱はメディアで報じられているとおりで、結局ほとんどのガソリンスタンドが値下げを余儀なくされ、経営悪化は必死という。また、道路関連工事の入札を見合わせる自治体が相次ぎ、なかには発注をすべて取りやめる自治体も出てきたそうだ。
加えて、生活に切り離すことのできない燃料や小麦を原材料とする食品の値上がりが続き、家計を直撃している。消費者にとっては、物価高騰の原因は理解しているが許しがたいというのが本音のようだ。
さらに、75歳以上の方に保険料の納付を義務づける後期高齢者医療制度が実施され、従来の保険制度から切り離され年金から天引徴収されるようになった。内容が周知されておらず、医療機関や各市町村窓口でも混乱が生じているという。
景気の低迷にさらに拍車がかかりそうな危機感がひしひしと伝わってくるこの春、各地で行われた入社式で、組織のトップから「原点回帰」を打ち出す訓示が相次いだそうな。
収入と支出の単純な計算で成り立つ家計簿と同様、無駄な支出を見直して、わかりやすい政治を押し進めてもらいたいと思うのは私だけだろうか・・・?
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