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2008年6月

「はいぃ?」

相棒―劇場版―の観客動員数が、封切り一ヶ月で300万人を突破し、さらに記録を更新しているという。

個人的にTVの一時間ドラマが放映されたときからのファンで、欠かすことなく観続けた私としては、当然封切りと同時に映画館に足を運んだ。

う~ん、期待を裏切らないこの展開の速さと緊迫感!最近はおもしろい邦画作品が多数公開され、私たちの目を楽しませてくれているが、中でもこの作品は期待を裏切らない完成度。

2000年から2時間ドラマシリーズの枠で始まった「相棒」は、2002年から連続ドラマに昇格。2008年3月までの平均視聴率は16%と人気を維持しながら、さらに作品数も100本を超え、その後ノベライズやコミックの発売に至っている。

Blog080623_3 そもそも水谷(右京)の熱烈なファンであり、シリーズで共演したこともある宮脇(亀山)からの強いオファーで、コンビ物としての企画が立ち上がったそうだが、徐々に裏番組を押さえるほど視聴率が上昇していったという。

また、漫画原作が多い最近では珍しく、「相棒シリーズ」は脚本家が提案したストーリー構成から優れたものを厳選し、さらに書き直しを重ね展開を決めていく。面白さやリアリティ優先で、題材も警察組織の隠蔽体質・政治家の汚職・少年問題・裁判員制度等現実の時事問題が多く描かれ、かかわった脚本家は10人を超えるという。

視聴者が40代以上に偏っていたという不安要素を払拭すべく、深夜や土日中心に再放送や解説番組を組むなどの戦略を練り、20-30代の若者に対する認知度を高めた製作委員会の作戦も功を奏している。

これらの理由に加え、窓際部署-特命係-に追いやられた、頭脳派右京と熱血漢亀山の軽妙なかけあいそのものの魅力も忘れてはならない。

番宣効果もあって、2週間で動員数160万人を記録した某監督作品も、ヒット御礼で舞台挨拶を行っているというが、「相棒」同様、今日本映画に熱い視線が注がれている!

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ホッとします・・・

Blog0806171_2 新築御祝いに何か良さそうなグリーンを探しに、時々訪れる花屋さんへ足を運びました。

この時期は気温上昇に向かい、地植えの植物は伸び盛りですが、鉢物にとっては、植え替えや管理がむづかしい季節でもあるようです。

Blog0806172_3実際ハンギングや寄せ植えの花材にはほと んど葉物が使われ、少しでも長い間楽しめるよう工夫されています。

あれもこれもと見入っていると、あっという間に時間が経ってしまい、あわてふためいて帰途に着くことも一度や二度ではないくらい楽しいひとときです。

写真は相変わらず人気のスモークツリーと、オープンテラスの一角です。自然の光の中でゆっくりと呼吸をしている彼らのように、私たちも少しの間足を止めてほっとしてみるのもいいかもしれません。

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危機感 partⅡ

今年に入ってから物価の高騰はとどまるところを知らず、食料品や日用品等のチラシに目を通す回数も以前より格段に多くなってきました。

特に穀物市場には投機マネーが流入し、世界的な食料価格高騰の大きな要因にあげられています。また、トウモロコシを大量に使用するバイオ燃料についても懸念が高まっています。

Blog0604_2 国際的な食糧不足の中で、今最も世界が注目しているといわれる日本の備蓄米。第2次大戦後に不足した米は、技術の進歩によって生産が増えましたが、主要貿易国の圧力により最低量のコメ輸入を譲歩し、現在は年間約77万トンを輸入しているそうです。

3日、ローマで開催された「食料サミット」では、首相は輸入米30万トン以上の放出や、途上国の食糧増産のために約52億円の緊急追加支援策を表明し、7月に行われる主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に向けて、主要テーマとなる地球温暖化対策に関連し、安心を与える力強いメッセージを発信すると強調したといいます。

小麦高騰によって、コメ粉が大幅に見直され、パン、麺等に幅広く利用されている現状をふまえると、自国の米生産を推進せずにこのまま海外への支援や放出を続けることがはたして妥当策だといえるでしょうか?

「自給自足」・・・の四文字がこれほど重く感じられたことはかつてなかったように思うこの頃です。

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