« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »

2008年9月

さらなる不安感

昨夜のニュース速報に、釘付けになった方も多いのではないでしょうか?

米証券4位、リーマン3兄弟によって1850年に創業されたリーマン・ブラザーズ。15日、連邦破産法の適用を申請した。

従業員数はニューヨーク・ロンドン・東京を3大拠点と位置付け、20数カ国で約2万5千人。最終損失は、およそ64兆円という。

一方、同15日、米銀行大手のバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が米証券3位のメリルリンチを、500億ドル(約5兆3000億円)で買収すると発表。

メリルは、サブプライムローン問題に絡んで多額の損失を計上。リーマンが破綻すれば、次はメリルと見られていたという。

リーマン救済を模索した米銀行2位のバンカメは、一時リーマンの買収に関心を示したが、政府の支援が得られないことから、メリル買収に方向を転換。統合後のバンカメの資産規模は、全米最大の金融機関となる。

金融庁は、この経営破綻を受けて、日本法人リーマン・ブラザーズ証券に対して資産の国内保有命令を出したが、資産の海外流出を防ぐ目的で保有命令を出したのはきわめて異例だという。

一夜明けて、どの局もリーマン証券破綻の報道ばかりで、その影響の大きさがうかがえる・・・。株価は今期最安値を記録、「山一證券」どころではないと専門家は口をそろえ、9.11以来の大暴落という。

この破綻を受け、瞬間的にドル安・円高が進んでいる。経済界への、ひいては個人の生活にその波紋は想像を超え広がるだろう。

株価下落をながめながら、“信じられない・・・”とつぶやく個人投資家の映像が印象に残る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

リニューアルですか?

それは、突然のことだった。

Blog080911_3 子供も大好きな納豆・・・特に好んで購入している 金のつぶ『とろっ豆』 ・・・を開けた瞬間、「えっ、え~!!」 ということになった。

そういえば、コマーシャルで何やら言っていたような気が・・・ ・・・。

確かに内蓋的要素のビニールも無ければ、からしやたれの小袋が見当たらない。

その代わりに三角のスペースに何やらプルプルした「たれ」らしきものが入っている。

混ぜてみた・・・が、箸の先が三角の壁に当たってやりにくい。

この時点で初めて発売元がミツカンである、ということを知った私が、偉そうなことを決して口にしてはいけない・・・・・・とわが身をいさめた。

ご飯の水分量とほぼ同量で、ねばねばや臭い(実は苦手だった)の少ない、柔らかくておいしい『とろっ豆』のファンであることに変わりはない。

HPを覗いてみると、新パッケージ誕生秘話や“納豆クイズ”など情報満載で、実に楽しい。

現在の「納豆の食べ方」MYブームは、この『とろっ豆』・おろした大根・生たまごをあつあつご飯にのせていただく、超簡単レシピ!

新パッケージのおかげで、一段と調理時間の短縮が期待できるかも・・・・・・?!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

深い話

今週末、テレビ朝日開局50周年記念作品として2夜連続で放映される『氷の華』。

某TV番組でたまたま小耳に挟んだ情報だが、俳優陣よりも原作者に少しばかり興味を抱き、検索してみることにした。

HPで覗いてみると、相変わらずあでやかな容姿で中央に立つ主演・米倉涼子の隣に、寄り添うように原作者である天野節子氏の姿がある。

還暦を前に、今までと違う世界を経験したいという思いを行動に移した。それが、「書く」という行為であり、それも「非日常のこと」・・・すなわち「推理小説」を書くということだったとインタビューに答えていた。

以降、仕事以外の時間をPCの前で費やす日々が始まり、脱稿するまで実に400字詰め原稿用紙一万枚を超えたという。

Resize0327 さて、ここからがSTORYの始まりで、書き上げた作品を本にしたいという湧き上がる思いを託して文学賞に応募したが、散々な酷評ばかりで入選には至らなかった。

作品を埋もれさせるのはなんとしても忍びない・・・と、自費出版を決意したが、刊行直前に出版社が倒産。

その後、倒産した出版社でこの作品を担当した編集者の橋渡しによって、「個人出版(自費出版と同様だが、編集者がアドバイスし、クオリティ面で商業出版と変わらない)」として刊行され、ようやく書店に並ぶことになった。

ところが、一ヶ月程度の短い期間で、「映像化」についての問い合わせが相次ぎ、関係者はその反響の大きさに驚いたという。

それを受け、徹底的にリサーチを重ねた結果、大手出版社からの再版が決定。原稿を見直し、カバーデザインも一新され、新たな形で店頭に並んだ。

知名度の低さやプロとしての評価は、時として優れた作品を闇に葬ることもあるが、原作者の強い思いが、最終的に「ドラマ化」という形で結実したといっても過言ではない。

オリンピックソフトボール日本代表・上野投手が悲願の金メダルを手にした時の言葉が、ふと浮かんだ。

・・・・・・気持ちを強く持つ者が、勝者になる・・・・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »