2008 建築展
今年で38回を迎える 建築総合展 NAGOYA 2008 へ足を運びました。
日本を取り巻く環境の著しい悪化を受け、新しい時代への転換を図るべく、「新時代への提案」というテーマで開催されました。
例年の建築関連企業のブースに加え、新たに産学官情報発信コーナーを設け、連携による研究成果によって、最先端の建築技術が多数発表・展示されています。
また、本年度から着手された名古屋城本丸御殿復元工事についてもリーフレットで紹介され、その足跡や復元意義を通して名古屋文化の素晴らしさを広くアピールしています。
昭和5年に城郭建築として国宝第一号として指定された名古屋城ですが、昭和20年戦火によって消失。
しかし、109枚の実測図、1049面もの障壁画(襖絵)、200枚の古写真、約2000個の礎石等、300年以上前の姿を今に伝える豊富な資料は大切に保管されてきました。
歴史的文化遺産である城郭の資料が、これほど多く残されている例はほかにないといいます。
名古屋開府400年にあたる2010年からは部分的に公開するということですが、2017年の復元工事完了時には、優れた伝統技術や技法によって忠実に復元された歴史的文化遺産となることでしょう。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント