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2009年3月

「ユニクロ」と「アウトレット」

先日某雑誌を読んでいて、こんな時代が来ているのか・・・!と、信じがたい気持ちになりました。

時代に合った販売戦略で、ますます脚光を浴びて勢いに乗っている「ユニクロ」と、郊外型の広い店舗面積を確保して、いわゆる「訳あり品」や「棚ずれ品」などを販売する形態を指す「アウトレット」。

マンション販売業界においても、近年の価格破壊を受けて簡素なデザインで値段も安いが、一定の水準を確保しているという意味で「ユニクロマンション」と言われる物件が、近く市場に出回ると専門家は予測しています。

また、地価が急騰した頃に建てられ、その後建築資材の高騰が重なったために高値で売らなければならない在庫物件を、まるごと買い取り値引きをして再販するビジネスが広がっているといいます。

Blog090327_2こうしたマンションは、アウトレットモールで売られる洋服や雑貨と同じように、新品でも値引き販売されるところから、「アウトレットマンション」と呼ばれ、再販ビジネスとしては今年が勝負だという。

昨秋以降、購買意欲が極端にしぼんだ消費者にとって、先日のWBCの快挙はまさに春の嵐のように日本列島に元気を運んでくれました。

同様に、いつの時代にも気温の変化ををすばやくキャッチして開花を繰り返す桜のように、元気な春を感じてゆきたいものです。

※画像は開花を待つご近所の公園の桜

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研修会

最近、結構まめに出席している研修会や勉強会。

それなりに手ごたえを感じています。

今回は、「高齢化に配慮した住宅耐震化マニュアル研修会」に参加しました。

愛知県では、2002(H14)年度から木造住宅耐震診断事業が開始され、翌2003年度からは耐震改修費補助事業も併せて実施されています。

対象となる戸建木造住宅は55万戸あり、これらについては無料で耐震診断を行うことができます。

Blog0903192_3 2002~2007年度の診断件数は全国1位、2003~2007年度の改修補助件数は全国2位というデータが報告されています。

ところが、2002年度から2009年度の実施状況をみると、耐震診断件数 76,078 戸に対して補助を受けた改修は 5,099 戸で、6.7%という低い実施率を表しています。

興味を引いたのは、研修会の冊子に掲載された高齢者を対象にしたアンケート結果。

無料耐震診断の認知度は8割、その中で診断を受けた人は3割、一方改修補助制度の認知度は5割、改修を必要だと思う人も5割。これに対して、改修を実施したいが実現がむづかしいという回答が3割に達しています。

理由としては、経済的負担をトップに、改修効果への疑念、また診断や工事に伴う身体的負担等が挙げられています。

耐震改修工事を行うには、改修のための正確な設計が必須条件とされ、その費用も計上されます。現行の補助金を利用しても改修に必要な個人負担額はそれなりで、実施に至らない大きな要因になっています。

二次的災害を防止するために取り組まれている住宅耐震化ですが、こうした現状を踏まえ、今後改修補助金の増額を期待するとともに、状況に応じた耐震設計が進められることを望みたいですね。

※画像は耐震補強工事において既設の壁を構造用面材で補強した部分です。

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感性価値

愛知建築士会主催の講習(朝日ウッドテック担当)に出席しました。

当日は、天然木を活かした建材を市場に提供しているメーカーならではの視点から、「木」に関するプレゼンが順次項目別に進められました。

Blog090309_2 今回のテーマは、ずばり「感性価値」。

1月下旬から一週間ほど東京で開催された「感性価値創造ミュージアム(経済産業省主催)」のHPには、感性価値について、「生活者の感性に働きかけ、感動や共感を得ることによって顕在化する価値」と定義付けられています。

簡単に言えば、「ものには、それを作る作り手の思いやこだわりが存在し、形になったそれらを受け取った消費者は機能や価格だけでなく、付加された情報を感じ、生活の中で共感し愛着が生まれ、価値に置き換えられる」というもの。

安価で機能さえ備えていればOK(!)と言う時代が過去形になって久しく、つい最近までは多くの業界でこの「感性価値」を前面に打ち出したものづくりが行われてきました。

ところが、昨年後半からの景気低迷の波を受け、消費者の購買意欲は減少の一途をたどっています。

今回のプレゼンの項目にあるように、不況を吹き飛ばすキーワードでもある「感性価値」を保持しつつ、かつ納得できる価格のものづくりへの移行が今最も求められていることなのかもしれません。

※画像は講習会で紹介された「アニマルラバーバンド」。
「感性価値創造ミュージアム」に出展されていたアッシュコンセプトの製品で、使用後元の形に戻るシリコン製輪ゴム。

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旬のご馳走

今年も桃の節句の時期になりました。

女の子が二人いる我が家では、数年前までは毎年ひな壇をかざり、おこしものやちらし寿司、ハマグリ汁あるいはあさりとわけぎのぬたなど、その用意に結構な時間をかけてお祝いをしてきました。

Blog090303_2特に、その内の一人は当日が誕生日ということで、そこに Birthday cake が加わり、母親としてはかなりハードな一日だったような気がします。

ところが、子供が大きくなるにつれて、周囲の友人たちが図らずも誕生祝いを代行してくれることが多くなり、家庭での準備が徐々にお手軽なものになってきました。

当日は本人がいないこともあって、ちらし寿司は前々日に・・・、おこし物は幸いにもいただきもので・・・、またこちらもいただきものの採れたてのアサリを酒蒸しに・・・という具合に、日替わりの節句のごちそうになりました。

箸をすすめていくうちに、ご馳走と一緒にしあわせをいただいたような気持ちになってきます・・・。届けてくれた方々に感謝です。

今日ばかりは、すべての女の子に幸福が届きますように・・・!

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