感性価値
愛知建築士会主催の講習(朝日ウッドテック担当)に出席しました。
当日は、天然木を活かした建材を市場に提供しているメーカーならではの視点から、「木」に関するプレゼンが順次項目別に進められました。
1月下旬から一週間ほど東京で開催された「感性価値創造ミュージアム(経済産業省主催)」のHPには、感性価値について、「生活者の感性に働きかけ、感動や共感を得ることによって顕在化する価値」と定義付けられています。
簡単に言えば、「ものには、それを作る作り手の思いやこだわりが存在し、形になったそれらを受け取った消費者は機能や価格だけでなく、付加された情報を感じ、生活の中で共感し愛着が生まれ、価値に置き換えられる」というもの。
安価で機能さえ備えていればOK(!)と言う時代が過去形になって久しく、つい最近までは多くの業界でこの「感性価値」を前面に打ち出したものづくりが行われてきました。
ところが、昨年後半からの景気低迷の波を受け、消費者の購買意欲は減少の一途をたどっています。
今回のプレゼンの項目にあるように、不況を吹き飛ばすキーワードでもある「感性価値」を保持しつつ、かつ納得できる価格のものづくりへの移行が今最も求められていることなのかもしれません。
※画像は講習会で紹介された「アニマルラバーバンド」。
「感性価値創造ミュージアム」に出展されていたアッシュコンセプトの製品で、使用後元の形に戻るシリコン製輪ゴム。
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