今だからこそ・・・
新政権発足後、連日その行動がメディアに取り上げられている国交相。
とりわけ、ここ最近は日本航空に対する再建策についての報道が注目を集めている。
そんな折、前評判で足を運んだ話題の邦画 「沈まぬ太陽」 を観た。
休憩を挟んで3時間を越える大作である。
山崎豊子作品の中で唯一映像化不可能といわれた原作が、最高のキャストと最高のスタッフによってスクリーンに映し出された。
一言でいうならば、まさに日本映画の王道。
比較的安定した時代を生きた、我々の世代には計り知れない、経済大国へと急成長した激動の時代背景がそこにある。
原作者山崎豊子自身が、「この作品の映画化を見るまでは、決して死ぬことはできない。」と言わしめた一作。
過去ホワイトアウト等を手がけた若松節朗監督、日本が世界に誇る名優渡辺謙、ともにこのプロジェクトへの参加を熱望したという。
「おくりびと」以来購入することのなかったパンフレットを、今回は迷わず手にした。
今だから、この作品の映画化は意味がある・・・そんな言葉が聞こえてくる。
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