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「太平洋の奇跡」

久しぶりの映画鑑賞です。 サブタイトルは、「フォックスと呼ばれた男」。

Blog110220・・・たった65年前のことを、私達はあまりに何も知らなさ過ぎる・・・。

観終えたあとの、自身の正直な感想です。

主演男優の演技や表現に対する意見とか、構成の不具合とか批評はさまざまあるようですが、太平洋戦争末期、米軍の圧倒的制圧下にあった、玉砕の島サイパンでの今まで知らされなかった史実が、初版から30年のときを経て映画化されました。

冒頭の英語によるナレーションの後、米軍本営内で投降に応じない日本兵に業を煮やした上官に対し、日本の武士道を将棋のこまを使って説明をする、日本に留学経験のある米海軍兵とのワンシーンが印象に残ります。

バンザイ突撃のサイパン玉砕後、島中央部にある最高峰タッポーチョ山に潜み、遊軍わずか47人の兵士を率いて多くの民間人を救い、自決の道を選ばず、512日間戦い続けた日本人兵士「大場大尉」の存在 ・・・・・・ この歴史に埋もれた真実を知ったことに大きな意義を感じます。

そして驚くべきことは、この原作を書いたのが、賞賛されるべき誇り高き日本戦士の真実を、戦後の日本であまりに知られていないことを残念に思った、元米軍の海兵隊員であったことです。

原作名は、『タッポーチョ 「敵ながら天晴れ」 大場隊の勇戦512日』、そしてハリウッドで映画化を目指したもう一つの原作名は、「OBA,THE LAST SAMURAI」・・・。

― 65年のときを越えて、彼の想いが私達の心を震わせる ―

そんな想いを感じてみてはいかがでしょうか?

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