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2011年5月

竣工間近!

日進市O邸、まもなく竣工です!

街路樹のハナミズキが、門出を祝っているかのように咲き誇っています。

Blog11052502雨が多く、追込みの作業は大変でしたが、施工業者さんにとても頑張っていただき、無事に仮設足場が撤去できました。

全体のトーンは、お施主様の希望で、淡いピンクが入ったクリームカラーです。

仕上材料には外壁ALC版の挙動を考慮して、防水性能が高い防水形弾性吹付材を使用しています。

大屋根のココナッツブラウン色とポイントカラーのチャコールブラウン色が、よくマッチしていると思います。

2階のテラスは奥行き3.9m 幅9.0m程度もあり、日当たりも良いので多目的な屋外空間として、どのように利用されるのか楽しみです。

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記事掲載

建通新聞の「設計探訪」に、コメントが掲載されました。

Blog110512突然の取材でしたが、おもに設計についての基本的な考え方や想いを述べさせていただきました。

取材を進めるうちに、長く安心して住める家を提供するために、今自分自身が深く考えなければならないことについて、再確認をしました。

本当のエコとは何だろう。ACジャパンのコマーシャルではないけれど、自然からいろんなものを頂いている私達とすれば、自然にお返しできる形で建築材料を使う必要があると思います。

特に木造住宅においては、スクラップ&ビルドではなく、修理・リユース・リサイクルを意識して、できる限り大きな断面材を素材に近い状態で、少しでも長い間使用することが望ましいと考えます。50年×2棟より100年×1棟の方が地球にも財布にも優しいですよね。

さらに、これからは世代をつなぐ事のできる家が求められると思います。三世代が同居でき、先代・先々代が枯れていく様をきちんと見ることで世代が続き、住まいもそこにあり続けていくのでしょう。

家族が小さくなり、関係が希薄になりがちな今こそ、住まいの果たすべき役割が大切です。世代を経て営まれる生活に心を寄せながら、空間構成の具現化を計り、できる限り長く住める家を目指して監理に力を注ぎたいと考えています。

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おかげ参り

私にとっては、二十数年ぶりの伊勢神宮参拝です。

連休中もっとも天候にめぐまれたせいか、人出の多さに人気の「おかげ横丁」は通り過ぎるのがやっとの状態・・・。

久しぶりに電車の旅を楽しんだ今回の伊勢神宮では、切符に組み込まれたサービスのお陰で、「おかげ横丁」にある「おかげ座」を楽しむことができました。

Blog11050402写真は、「おかげ座」内にあるジオラマを撮ったものですが、江戸当時の参宮の様子を垣間見ることができます。

1650年から始まったといわれるおかげ参りは、ある人は何年も積み立てをして、またある人は村を代表して、江戸からは片道15日、名古屋からは4日かけて訪れる、一生に一度のありがたい旅でした。

長い歴史をみると、20年周期でブームがあり、60年ごとに大流行しているそうです。

Blog11050401_220年に一度行われる式年遷宮に関係があるそうですが、平成25年の式年遷宮(第62回)を前に、今また参拝客が急増しているといいます。

式年遷宮は、永久的な社殿を作る方法をとらず、もっとも古い建物がいつまでも新しく後世に続いていくという、世界のどこにもない文化を守り維持するシステムです。

思い立って訪れたおかげ参りで、普遍のパワーをいただいた気がします。

※画像は内宮神楽殿

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