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建通新聞の「設計探訪」に、コメントが掲載されました。

Blog110512突然の取材でしたが、おもに設計についての基本的な考え方や想いを述べさせていただきました。

取材を進めるうちに、長く安心して住める家を提供するために、今自分自身が深く考えなければならないことについて、再確認をしました。

本当のエコとは何だろう。ACジャパンのコマーシャルではないけれど、自然からいろんなものを頂いている私達とすれば、自然にお返しできる形で建築材料を使う必要があると思います。

特に木造住宅においては、スクラップ&ビルドではなく、修理・リユース・リサイクルを意識して、できる限り大きな断面材を素材に近い状態で、少しでも長い間使用することが望ましいと考えます。50年×2棟より100年×1棟の方が地球にも財布にも優しいですよね。

さらに、これからは世代をつなぐ事のできる家が求められると思います。三世代が同居でき、先代・先々代が枯れていく様をきちんと見ることで世代が続き、住まいもそこにあり続けていくのでしょう。

家族が小さくなり、関係が希薄になりがちな今こそ、住まいの果たすべき役割が大切です。世代を経て営まれる生活に心を寄せながら、空間構成の具現化を計り、できる限り長く住める家を目指して監理に力を注ぎたいと考えています。

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