おかげ参り
私にとっては、二十数年ぶりの伊勢神宮参拝です。
連休中もっとも天候にめぐまれたせいか、人出の多さに人気の「おかげ横丁」は通り過ぎるのがやっとの状態・・・。
久しぶりに電車の旅を楽しんだ今回の伊勢神宮では、切符に組み込まれたサービスのお陰で、「おかげ横丁」にある「おかげ座」を楽しむことができました。
写真は、「おかげ座」内にあるジオラマを撮ったものですが、江戸当時の参宮の様子を垣間見ることができます。
1650年から始まったといわれるおかげ参りは、ある人は何年も積み立てをして、またある人は村を代表して、江戸からは片道15日、名古屋からは4日かけて訪れる、一生に一度のありがたい旅でした。
長い歴史をみると、20年周期でブームがあり、60年ごとに大流行しているそうです。
20年に一度行われる式年遷宮に関係があるそうですが、平成25年の式年遷宮(第62回)を前に、今また参拝客が急増しているといいます。
式年遷宮は、永久的な社殿を作る方法をとらず、もっとも古い建物がいつまでも新しく後世に続いていくという、世界のどこにもない文化を守り維持するシステムです。
思い立って訪れたおかげ参りで、普遍のパワーをいただいた気がします。
※画像は内宮神楽殿
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