ヘリテージマネージャーVol.4
1月末に、HM講座で岡崎の伊賀八幡宮に訪れました。
元々は徳川家の祖となる松平家の氏神を祀るための神社として、1400年代後半に創建されたお社です。
その後、徳川家康により本殿が造営され、三代将軍徳川家光により、東照大権現(徳川家康)を併せて祀るべく拝殿・幣殿が増築されました。
写真は拝殿です。右側に少しだけ切妻の屋根が見えており、千木が載っていますが、これが本殿です。本殿と拝殿の間に幣殿があり、この配置様式を権現造りといいます。
最近の修理は、平成18~21年にかけて実施され、主に桧皮葺屋根の葺き替え、塗装・金具等の修理工事が行われたそうです。
まだ修理後間がないためか、権現造りの豪華な破風飾りや妻飾り、斗栱廻りの彩色も一段と鮮やかで、目を楽しませてくれました。
一般の拝観では、ここまで近寄る事はできませんので、これは良い機会とばかりにじっくりと見学、充分に堪能することができました。
この写真は、八幡宮正面の蓮池に架かる「神橋(しんきょう)」と「随神門(ずいしんもん)」です。ともに国の指定文化財となっており、随神門は、先の修理で高欄下の部分が新たに塗装されているようです。
蓮池といい、寺院伽藍を構成する三門(山門)にも似た随神門といい、神道と仏教を同じように信仰してきた近世日本の宗教建築だなあと、改めて感じました。
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