平城宮見学
こちらは、正倉院の西に位置している世界遺産平城宮跡内にある第一次大極殿。
710年に遷都された平城京は、唐の長安をモデルにして設計され、その中央には政治の中心となる平城宮が造られました。
木造建築として再現するに当たり、180億円もの建設費がかかっているとのことで驚きです。
槍鉋(やりがんな)で仕上げるなど古来の手法を用いて、完成まで実に9年の歳月がかかっているそうです。
この大極殿は、宮殿の中でももっとも重要な建物で、即位の儀式や元旦の朝賀には天皇の玉座である高御座(たかみくら)が置かれました。(写真右)
左の写真は「鴟尾(しび)」という、瓦葺屋根両端につけられる飾りの一種です。
訓読みでは「とびのお」と読むそうですが、寺院・仏殿などによく用いられます。
後漢以降中国では、大棟の両端を強く反り上げる建築様式が見られ、後に変化してこの形になったそうです。
日本には、瓦の伝来に伴って飛鳥時代に大陸から伝えられ、火除けのまじないにしたと言われています。
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