- 生きる -
以前、かのスーザンボイルがオーディション番組で熱唱し、会場を驚きと賞賛で満たした「I Dreamed A Dream」。
you tube の映像で、その美しい声と歌唱力に、胸の奥底まで揺さぶられながら何度も聴いた記憶があります。
「I Dreamed A Dream(夢やぶれて)」は、1985年の初演以来、ロンドンで27年間にわたり上演が続き、今なおロングラン記録を更新し続けている「レ・ミゼラブル」の劇中歌。
娼婦に身を落とした女性が、生きていくための行為と自分自身を納得させるべく、虚しさと悲しみが溢れ出した歌「夢やぶれて」を熱唱します。
今回鑑賞した映画は、ミュージカルの最高峰「レ・ミゼラブル」の完全映画化で、ゴールデングローブ賞3部門受賞、そしてアカデミー賞では8部門にノミネートされている名作です。
今までのミュージカル映画と違い、事前に収録した歌に映像を合わせるのではなく、撮影時に現場で歌った生の声を全編で使用するという、前代未聞の試みを可能にした作品です。
それは全ての配役が、オーディションで選ばれたという超一流のキャスティングからも容易にうかがい知ることができます。
生きることが難しかった当時のヨーロッパの時代背景や風景とともに、人と人との絆や勇気・希望を持つことの大切さを高らかに歌い上げた「レ・ミゼラブル」・・・。
この名作に拍手です。
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