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2019年6月

絢爛豪華

平成21年から始まった名古屋城本丸御殿復元工事。

完成から一年を経てようやく足を運ぶことができました。

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まずは、竹林に勇猛な虎や豹などが描かれた「竹林豹虎図」が玄関でお出迎え・・・。

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そこから奥へ進むと正式な謁見に用いられた「表書院」があり、御殿内では一番広大な建物となっています。

上段の間は藩主 徳川義直が着座した部屋で、床と違・付書院・襖絵からなる頂台構といった正式の座敷飾りを揃えています

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ここは、藩主が身内や家臣との私的な対面や宴席に用いた「対面所」で、障壁画は「風俗画」と呼ばれ、四季の風物や名所が穏やかな筆致で描かれています。

次に、対面所からこの「鷺の廊下」を通って上洛殿へと進みます。

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そして、三代将軍家光公の上洛に合わせ増築された建物で、豪華絢爛にしつらえた「上洛殿」。

襖絵・天井板絵・彫刻欄間・飾り金具等細部に至るまで贅の限りを尽くしています。

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わずかな時間ではありますが、格式や用途によってさまざまに変化する意匠を細部まで見事に復元させた御殿建築に触れ、匠の技を堪能することができました。

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本丸御殿から見る天守閣というこの素晴らしい画を、今日の感動とともに焼き付けておきましょう!

 

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