旅行・地域

2年ぶりの・・・

日進建築士グループのメンバーで、「東京の旅」に行ってきました。

まず向かったのは、明治時代の建築家 片山東熊(とうくま) 総指揮の下、総力を挙げて建設したと言われる迎賓館。

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1909年の誕生からおおよそ110年の時を経て、2009年に国宝に指定され、2016年から一般公開された迎賓館赤坂離宮です。

かつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった場所に、東宮御所として誕生した日本で唯一のネオバロック様式の西洋宮殿は、戦後国に移管され昭和の大改修を経て1974年に迎賓館として蘇りました。

開館以来世界各国の公賓が訪れ、華々しい外交活動の舞台となっています。

外観は100年の歴史を感じさせる風合いがありますが、改修を経た平成31年4月の公開より間もないためか、見学できた内部は真新しい状態で、漆喰壁はあくまで白く金箔張りの飾りはきらきらと輝いていました。
残念ながら内部は写真撮影が禁じられており、頼りない記憶に留めるよう一生懸命に見てきました。

 

次に、設計当時からいろいろ問題の多かった新国立競技場(建設中)を道路側から見学(内部は非公開)。

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そして、黒川紀章設計の国立新美術館に入館。

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「森の中の美術館」というコンセプトの下、展覧会の開催・情報収集及びその公開・教育普及を設立目的としています。

美術館内の3階にあるフレンチレストランで昼食をいただいたのですが、入館時に1階ロビーにも食べ物の匂いが漂っていたようです。
各階にあるレストランやカフェがオープンスタイルになっており、建物の性格を考えるとどうなんだろうと思いました。

 

日付が変わり、楽しみにしていた「首都圏外郭放水路」へ向かいます。

大雨の度に浸水被害を繰り返してきた中川流域の洪水を、地底50mを貫く総延長6.3kmのトンネルを通して江戸川に流す、世界最大級の地下放水路です。

平成5年に着工し、およそ13年の歳月をかけ平成18年6月に通水が可能になりました。

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この画像は、地下トンネルから流れてきた水の勢いを弱め、江戸川へスムーズに水を流すため、地下22mの位置に造られた長さ177m、幅78m、高さ18mに及ぶ巨大水槽です。まさに地下神殿です。

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実際に見学して外郭放水路の巨大さも実感できたのですが、江戸川河川事務所の展示を見ると縄文時代には埼玉県川越市の辺りまで東京湾が入り込んでおり、東京湾が南方に後退後も江戸川以西のエリアは低湿地で洪水や河川の氾濫が起きやすい地域となったことが理解できました。
今までは埼玉県東部にそんなエリアがあったことも知りませんでしたので、とても勉強になりました。

 

全行程を終えた下りの新幹線の車内では、疲れとともに、二日間に見聞した優れた構築物を想い返す心地よい時間になりました。

また2年後を楽しみに・・・・・・。

 

御所に魅せられて…

半年前子供の結婚式の際に贈られた、両親へのカタログギフト…。

何やかやと忙しく、ようやくセレクトしていた京都旅行へ行くことができました。
京都御所に隣接するホテルに宿をとり、お互い一度も訪れたことがなかった御所内をゆっくりと散策することができました。
 
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この画は、御所において最も格式の高い 「紫宸殿 ( 即位礼などの重要な儀式が行われた正殿)」 の全景です。
 
面積約11万㎡の敷地内には、日本宮殿建築の歴史や文化がみられると同時に、回遊式庭園の自然の美しさも十二分に堪能できました。
 
そしてこちらは、最近 「ブラタモリ」 で紹介されたばかりの世界遺産 銀閣寺を展望所から撮った画です。
 
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足利義政公が隠栖(いんせい)生活をすごすために造営した銀閣寺からは、番組内で解説されたとおり、戦火に染まった京都の市街地は正面の断崖によって遮断され、東山文化を生み出す舞台になりました。
 
この位置からは残念ながら、番組で取り上げられた富士山型の向月台は写すことはできませんでしたが、波紋を表現した銀沙灘 (枯山水) とのコントラストは非常に美しいものでした。
 
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インスタでおなじみの伏見稲荷の千本鳥居。うまく写すことができなくて、観光客が途切れた瞬間にカシャッと…。
 
周囲で飛び交う多国籍の言葉が、その人気ぶりを表しています。
 
ここで一番気になったのは、鳥居奉納の初穂料一覧…。
 
余すところなく建てられた鳥居奉納に関しては予約待ち状態のうえ、さらには造営する場所がないということで一旦募集を締め切っているとのことです。
 
京都といえば、こちら平安神宮です。
 
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794年 桓武天皇の平安遷都以降1100年余り、幕末の戦乱で市街地は荒廃し明治維新によって東京に遷都されたのち、京都市民の京都復興への情熱が結実し、明治28年平安神宮の創建に至ったといいます。
 
壮麗な社殿をながめながら散策していくと、千年以上も栄えた雅な京都を後世に伝えるために、京都復興にかけた多くの方々による平安への祈りを感じずにはいられません。
 
素敵な時間をありがとうございます!
 

あわただしい旅

ずっと前から、行ってみたいと思っていた台湾へようやく足を運ぶことができました。

が……結構ハードな行程に還暦後のおじさんとおばさんはギブアップ寸前!!

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高さ509.2m ・ 地上101階、2004年に世界一の超高層建築物として竣工した台北101。

内部には重量660キロの巨大な球状の免振装置が設置されており、思わず見入ってしまうほど圧巻でした。

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こちらは、台湾の三大観光名所の一つである中世紀念堂。

戦後中国からの独裁者である 蒋介石 を称え祀った廟で、高さ70mのその勇姿は圧倒的な存在感を放っています。

また、内部に鎮座している蒋介石の銅像前で行われている、訓練を積んだ衛兵たちの一糸乱れぬ儀仗兵交代式は必見です。

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そして、誰もが知っている台湾北部にある山間の町 九份 です。

日本統治時代に金鉱と石炭で栄華を極めましたが、生産量の減少とともに衰退の時代を迎え、閉山。

その後、国内映画の舞台になったことや 「千と千尋の神隠し」 のモデルとして脚光を浴び、観光地として賑わうようになりました。

山間の町だけに、ひしめき合う観光客の間をぬって急勾配の階段や狭い小路を進むのは、危険を感じずにはいられないほどでしたが、その先のレトロな茶屋でいただく伝統茶とお菓子は、また格段の趣がありました。

親日といわれる台湾の現地ガイドさんたちの親切な案内と裏腹に、複雑な国の歴史に対する彼らの思いを感じずにはいられない貴重な3日間でした。

神々しい…

昨年末に、所用で東京へ出かけた折、運よく車窓から上り・下りともに富士山を目の当たりにすることができました。

まれにしか新幹線を利用しない私にとって、この光景はあまりにも壮大で神々しく、可能な限り目にやきつけておきたい画となりました。

近年外国人観光客が殺到しているこの富士山ですが、好んで見ている某番組では、その発祥や歴史、あるいは日本人が富士山を崇拝する所以や関わり等々興味深く紹介されていました。

機会があってたまたまこの絶景を眺められたことが、今年への期待や活力へと繋がっているような気がしています。

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本年も、よろしくお願い申し上げます。

二六夜神伝説

写真は、建築士会の研修旅行で訪れた、国宝 松本城 です。

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もともと戦国時代初めに、松本平に造られた 深志城 が始まりと言われています。

 

信濃の守護小笠原氏の大城(林城)を守るための支城の役割をもった平城でしたが、1550年武田信玄が占領し、信濃支配の拠点としました。

 

その後、武田を滅ぼした信長の支配下で起きた本能寺の変に乗じて、1582年深志城を回復した小笠原氏によって「松本城」と改名しました。

 

1590年、秀吉の天下統一後には天守築城とともに城下町の整備をすすめ、松本城の基礎を固めたといいます。

 

国宝 「松本城」 は、現存する日本最古の五重天守を備えた景観と、数々の優れた築城技術を今に伝えています。

 

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天守の天井中央には二十六夜神(※)が祀られてあり、1727年(享保12年)に本丸御殿が火事にあったとき、天守が焼けなかったのは二十六夜様のおかげだと語り継がれています。

 

※ 徳川時代城主入城の当日(正月26日)、本丸御殿の夜中警備の武士の前にあらわれた姫が、「二六夜様 を祀り、米3石3斗3升3合3勺をたいて祝えばお城は栄えていくでしょう」と言って、天守へ消えていったという言い伝え

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ふと思い立って足を運んだユニバーサルスタジオ・・・。

子供と連れ立って歩き回ったのは、はるか14年前ということを多分忘れてしまったのでしょうね。

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あろうことか、ゲートから近いという理由で、最強のライドアトラクションから乗り始め、二つ目のバック・トゥ・ザ・フューチャーで途中退場、そしてついにハリーポッターで還暦前後の夫婦は大爆死!!

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ついには、昼食も楽しみにしていたホテルのバイキングもそこそこに、ベッドに倒れこむ始末・・・。

今後は年齢をよくよく考慮して、旅先を選びましょう・・・ね。

充実感!

6月の末、所属する建築士グループで訪れた研修旅行は、学生時代に立ち寄った伊根の舟屋を経て竹田城址・姫路城をめぐるコースでした。

懐かしい想いで妻入りの舟屋の集落を眺めながら、漁村においては全国で初の重要伝統的建造物群保存地区の景観をカメラに収めます。

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二日目の日程では、まず 「日本のマチュピチュ」 と呼ばれている全国屈指の山城 「竹田城跡」 へ登り、ガイドさんからその歴史や石積の構造について説明を受けました。

「天空の城」 の異名も併せ持つ竹田城ですが、広く知られるようになったのは、映画 「あなたへ」 のロケ地につかわれて以降ということです。

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ちなみに1989年の映画 「天と地と」 では、実際の城跡に巨大なオープンセットを建てて撮影をしたそう・・・。いや~驚きですね!

さて、こちらは5年をかけて行われた「平成の修理」 を終えたばかりの姫路城。

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日本で初めて世界遺産に指定された国宝 姫路城は、さらに白く美しく輝く白鷺城となって、威風堂々と眼前にそびえ建っています!

日本最高峰の木造建築に対する修復・修繕技術に対し、賛辞と感嘆の言葉しか出てきません。

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昨年の大河ドラマを欠かさず観ていた影響で、少しばかりの歴史の知識が加わって、以前に訪れたときより興味深く観ることができたような満足感にひたりながら帰途に着きました。

ぜひ再度訪れたいものですね・・・。

やわらかな空気

ピンとはりつめた空気のセントレアから、一気に10度も暖かい温度の那覇へ一飛び!

毎回 WOOLから COTTON への着替えが必須の那覇空港ですが、今回は少し様子が違います。
沖縄は思った以上に肌寒く、場所によってはコートも必要なほど以前よりも気温が低い気候です。
今回は、今まで足を運んでいなかったグスクや、もう一度あのスケール感を味わいたくてちゅら海水俗館へナビを設定します。

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相変わらず、期待をうらぎらない壮大な景色が眼前に広がります。以前ほどではないにしても、いろんな国の感嘆の言葉が聞こえてきます。

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「桜まつり」の開催が予定されている世界遺産「今帰仁城跡(なきじんじょうあと)」へは、予定外のコースでしたが、立ち寄って大正解!

翌日から「桜まつり」の開催が予定されているということで、準備の真っ最中・・・。この時期に花見が楽しめるとは驚きです!

ちなみに日本で一番早く咲くこの桜は、寒緋桜といい濃いピンク色の花を下向きに咲かせるのが特徴で、今帰仁の桜にはあちこちにホトトギスが飛びかっていました。

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そして、こちらも世界遺産グスク群の座喜味城跡。名築城家の護佐丸によって築かれたといわれ、みごとな曲線を描いています。

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下の写真は、もう一箇所予定外に足を運んだアメリカンビレッジ。
ペンキで描かれたテナントビルの組み合わせがなんともPOPで、いろんな角度から激写!
思わず時間を忘れてしまいます。ここは、子ども達が訪れたら随分楽しめるね・・・なんて会話をしていると、基地居住のファミリーが楽しそうに買い物をしています。
今流行のパンケーキも売れています。う~ん、やっぱりLARGEです!!

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さあ、明日にはこの暖かさともお別れです。しばしこの空気感を楽しみましょう!

様変わり・・・

真珠婚式というわけでもないのですが、先月末に行った私の大好きな沖縄への旅が、結婚30周年のイベントになりました。

今回は、今まで訪れていない勝連城跡、現在も修復工事が続けられている首里城公園、沖縄の歴史と芸術が凝縮された沖縄県立博物館など、目的の地をじっくりと巡ることができました。

Blig12020101美しい曲線を描くこの城跡は、社殿跡の基礎も残され、現在も石組みの修復工事が継続されていて、世界遺産に登録されている城群の中ではもっとも古い城(グスク)とされています。

若くして天下統一を夢みた勝連城主「阿麻和利」が、王府軍に攻められ廃城となったことを機に、首里城を中心とした琉球王国は安定にむかったといいます。

そしてこちらは、以前から行きたかった「沖縄県立博物館・美術館」。

Blig12020102四角い穴の開いた壁はPCパネルで、建物の周囲に半屋外のゾーンを形成しています。

穴明きコンクリートブロックとペンキ塗仕上を多用する、沖縄独特の建築風景を意識しているのだと思いますが、水垢による汚れも、これまた沖縄風で、それなりに味がありました。

とにかく、このパネルが、強い日差しと高い気温を和らげるための、重要な装置であることが理解できました。

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写真は、首里城正殿二階の「御差床(うさすか)」です。

国王の玉座として、さまざまな儀式や祝宴が行なわれるところで、一階にも同様に政治等に使用された御差床が造られています。

Blig12020103今回何と言っても圧巻だったのは、首里城公園内にある「玉陵(たまうどぅん)」。

琉球王国、第二尚氏王統の歴代国王が葬られている陵墓です。

当時、王室以外は破風墓を造型することが許されなかったため、「玉陵」は沖縄県最大にして最初の破風墓であるといいます。

沖縄滞在中は春節と重なったせいか、行く先々で多くの中国からの観光客に遭遇しました。地理的にも近く、リーズナブルな価格などが要因で人気を集めているといいますが、ここ数年の間に大きく様変わりです。

あいにく天候には嫌われてしまいましたが、その分内容の濃い時間を味わうことができた3日間でした。

再挑戦!

ソウルに居る子供に届け物を持って、且つ観光をかねて一年ぶりに韓国へ・・・。

Blog11080802_2定休日とは知らずに訪れた昨年とは違い、観光客であふれる李氏朝鮮王朝の正宮である 「景福宮」 を隅から隅まで見学することができました。

そして期待をしていた、「王宮守門将交代式」も観覧でき、歴史のワンシーンを垣間見ることができて大満足!

Blog11080807_32025年に全ての復元工事が完了予定とされている「景福宮」で、右奥に見える「光化門」は、昨年完成しました。

周囲を取り囲む都心の現代建築との対比が、威風堂々としたスケール感を見事にあらわしています。

Blog11080806_2また、王宮に仕えた両班(ヤンバン=高級官僚)の住まいであった王宮近くの仁寺洞で、もう一度飲みたかった薬膳効果の高い伝統茶も堪能させていただきました。

おすすめの料理とともに、多方面で満喫した数日間、ガイド役に徹してくれた子どもに感謝です!

※画像は、景福宮内の香園亭(あずまや)

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