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上海見聞

上海の超高層ビル群です。

Blog10062201写真中央に写っているのは、ジンマオビル(420m)。

2008年に上海ワールドフィナンシャルセンター(492mで世界3位)が完成するまで、中国では最高層を誇った建築物です。

夜景が美しいといわれるこのベイエリアですが、画像の通り、風景がかすんでしまうこの空気・・・やはりいただけません・・・。

Blog10062202一方、右の写真は、中国の伝統文化芸術が凝縮された、重要文化保護財でもある「豫園」の風景。

隣接する豫園商城とともに、中国を訪れる観光客の多くが立ち寄るスポットだといいます。

もともと、1559年(明代)に建てられた四川州役人の個人庭園で、故郷を懐かしむ両親のために18年という歳月をかけて造られたそうです。

対照的な二つの建築物・・・上海の今と昔を少しだけ垣間見た数日間でした。

深い話

今週末、テレビ朝日開局50周年記念作品として2夜連続で放映される『氷の華』。

某TV番組でたまたま小耳に挟んだ情報だが、俳優陣よりも原作者に少しばかり興味を抱き、検索してみることにした。

HPで覗いてみると、相変わらずあでやかな容姿で中央に立つ主演・米倉涼子の隣に、寄り添うように原作者である天野節子氏の姿がある。

還暦を前に、今までと違う世界を経験したいという思いを行動に移した。それが、「書く」という行為であり、それも「非日常のこと」・・・すなわち「推理小説」を書くということだったとインタビューに答えていた。

以降、仕事以外の時間をPCの前で費やす日々が始まり、脱稿するまで実に400字詰め原稿用紙一万枚を超えたという。

Resize0327 さて、ここからがSTORYの始まりで、書き上げた作品を本にしたいという湧き上がる思いを託して文学賞に応募したが、散々な酷評ばかりで入選には至らなかった。

作品を埋もれさせるのはなんとしても忍びない・・・と、自費出版を決意したが、刊行直前に出版社が倒産。

その後、倒産した出版社でこの作品を担当した編集者の橋渡しによって、「個人出版(自費出版と同様だが、編集者がアドバイスし、クオリティ面で商業出版と変わらない)」として刊行され、ようやく書店に並ぶことになった。

ところが、一ヶ月程度の短い期間で、「映像化」についての問い合わせが相次ぎ、関係者はその反響の大きさに驚いたという。

それを受け、徹底的にリサーチを重ねた結果、大手出版社からの再版が決定。原稿を見直し、カバーデザインも一新され、新たな形で店頭に並んだ。

知名度の低さやプロとしての評価は、時として優れた作品を闇に葬ることもあるが、原作者の強い思いが、最終的に「ドラマ化」という形で結実したといっても過言ではない。

オリンピックソフトボール日本代表・上野投手が悲願の金メダルを手にした時の言葉が、ふと浮かんだ。

・・・・・・気持ちを強く持つ者が、勝者になる・・・・・・